IZUMO2 その2

やっと1人目をクリア。芹ED。
これも10章構成だった。

プレイしての気になった点をだらだらと。

ヒロインを深く掘り下げるエピソードが少ない

今作では前作のヒロインの子供が4人ヒロインになっている。
前作のいいところ(1章丸々使ってヒロインのエピソードに当てていたところ)が今回はなくなっていた。
剛と猛の前世のスサノオにまつわる話と、敵側の総大将のヒミコの過去にまつわる話、四聖獣が巫女だったころの話ぐらい。
後は琴乃達の過去の話がほんのちょこっと出てきたぐらいだろうか。この過去の話が厳密に言えば1章まるまるってところになるのだろうけど、ちょっとボリュームが少なすぎたかな。
もう少しエピソードがほしかったところではある。前作のヒロインとの掛け合いとか。
今回では美由紀と芹の電話のシーンぐらいかな。絡んできたのは。
そういえば、七海と渚の子供は出てこなかったな。
そのあたりは学園狂想曲で補完されているのかもしれないので、そこら辺に期待したい。

エンカウント率が高く、Lvupに必要とする経験値が少なすぎる

まず気になったのはこの点である。
10秒歩くごとに1回は敵と遭遇するのではなかろうか。さくさくレベルが上がってしまう。
レベルがカンストするまでに必要な経験値は490050。
後半になってくると1回のバトルで約3000-5000ぐらいの経験値が得られるために、レベル上げをするまでもない。
エンディングを迎えるころには全キャラカンストしてしまった。
クリアするまでに自然にレベルカンストしてしまったゲームはこれが始めてかも。

その割には物理攻撃の性能が悪すぎる

戦闘システムは技名の隣に属性表示がついたり、五行の流れがどうなってるのか右下で知らせてくれたり、レベルアップ時にはドラクエの如く上がった数値を知らせてくれたり、コマンドを出し終わった後に逐一確認ダイアログを出さなくなったりと、幾分親切にはなった。
だが、敵の体力がありすぎるのか、後半になると演出時間の長い特技、呪法、精霊に頼った戦いをしなければさくさく進むことができなくなる(=物理攻撃よりかそれらの攻撃が10倍ぐらい多くダメージを与えられる)ため、そこら辺がテンポを悪くしているような感じがした。
レベルアップで特技、呪法、精霊を使うのに必要な霊力もフル回復するので、後半は実質的にほとんど霊力が消費されなかった。
八房というエンカウント率を0%にする勾玉もあることにはあるが、入手したころにはすでにLvがカンストしていた。

対立する勢力を全滅させて終わるというような終わり方ではなかったのは幾分救いがある感じでよかったと思うし、IZUMO全体の世界観は好きなので、他のキャラを終わらせたあとにする予定の学園狂想曲に期待したいところ。
サクヤとの別れのシーンは不覚にも泣きそうになってしまった。