恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの三国志演義〜 その25

町が賑やかになった。
 それに満足しているとどこからともなく左慈が現れ、一刀に襲い掛かってくるが貂蝉に救われる。
 何か物知り顔な貂蝉に一刀は事情を聞いた。
 貂蝉はこの世界の住人ではなかった。
 貂蝉は、この世界にいるはずだった住人の名を借りて、この世界にいるように作られた存在であった。
 貂蝉の話では一刀の住んでいた世界、この世界、さらにほかの世界を外史と呼び、それとはついになる正史の存在があるらしい。
 正史とは、物語を作り、見る側の世界。
 外史とは、一刀の現在住んでいる世界であり、作られた側の世界、それに対して妄想した世界でもある。
 これら外史の世界は脆弱で、記憶から残りにくい。
 それゆえに、その外史の世界を潰すか、一個の物語として固定させるのが貂蝉に代表される神仙や英傑といった名前を持った人の持つ役目であった。左慈と于吉はその外史の世界を潰す役目を担っていた。
 一刀が降り立ったことによって形成されたこの世界にいたい一刀は、左慈と于吉と戦うことにした。
 左慈と于吉のところには鏡があり、それを守ることができれば全ての決着がつくらしい。

というところまで。
貂蝉の話はわかりにくかった。貂蝉の言う
「物語を作り、見る側の世界」
というのは、製作スタッフやユーザーのことで、
「一刀の現在住んでいる世界であり作られた世界」
は、一刀が降り立ったことによって形成された女だらけの三国志世界であり、製作スタッフが作った恋姫†無双の世界、
「それに対して妄想した世界」
というのは恋姫†無双の物語をもとにユーザーが作るであろう同人のことをさしてるのだろうか。
まあそれはともかくとして、この日記を書き始めた頃に推測したとおり、やっぱり左慈と于吉がラスボスっぽいな。
鏡に始まり鏡に終わるのか。