君が主で執事が俺で 総括

バッドエンドを含め、一応全部クリアしたわけだけれど、クリアしてみての感想。
不快に思う方もいるかもしれないので以後はちょっとたたむ

まず、全体的に話の起伏が少ない
私がこれまでやった萌え系のエロゲーの感じだと、たいていシナリオ中に乗り越えるのが困難な特徴的な難題が1〜3ぐらいあって、それを乗り越えてからヒロインと結ばれるという感じが多かった。
そういういい意味で型にはまったテンプレート的な話を想像していただけに、悪い方向に期待を裏切られた。
森羅のシナリオに関してはそういったテンプレートに則ってたので良かったけど、逆に言えば森羅だけ。
森羅以外は別の人が書いたんじゃないかとすら思った。
朱子、未有、南斗星…過去のトラウマ
夢…主将になったが為のジレンマ
美鳩…父親との和解
といった辺りが先の困難な難題にあたると思うけど、ちょっと印象付けに薄かった。
見方によればそういうセオリーを無視した意欲作ととれたかも知れないけど、そう感じるまでにはいたらなかったかな。
あと、美鳩がドラえもん的な描かれ方をしてるのも気になった。
クリアした後に、あまり達成感が得られなかったのもマイナスかな。他のキャラに関してはシナリオの展開よりか行為が先に出てくるからそう感じたのかもしれない。
だけど、日常パートのキャラクターの掛け合いは良かった
こういったゲームの日常パートであまり笑いを誘うようなゲームは過去あまり見たことがなかったので、ここら辺は新鮮に映った。だけど、一部のシナリオに関してはこういったノリの比重が多いので、その分そのシナリオの興味を殺いでいた。
もうちょっとうまく配分できていればよかったかな。
そんなところだろうか。