るいは智を呼ぶ 4

るいは智を呼ぶ 初回版

るいは智を呼ぶ 初回版


花城花鶏(はなぐすく・あとり)をクリア。以下ネタばれ。

花城家は以前は名家であったが、時代の流れとともに没落していった。
 花鶏は花城家を名家に育てた曽祖父を尊敬しており、家を再興したいという想いがあった。
 また、自身が持つ痣と呪いの為に人を頼ることができなかった花鶏は、祖父が遺した『ラトゥイリの星』というロシア語の本が生きる支えであった。
 やがて、同じ痣を持つ智たちと”同盟”を組み、呪いの仕組みを解明しようと、花鶏は図書館で『ラトゥイリの星』を解読しようとする。
 しかし、一休みしている間にこの本がなくなってしまう。
 花鶏は疑心暗鬼に陥り、この本のことを知る人物すべてに疑いをかけるようになる。
 その疑いは智たちにもおよび、”同盟”関係は解消されてしまう。
 しかし、解消したところで何もすることが無いことに気づいた智は、”同盟”を再構築しようとする。
 その矢先、智たちに協力していた新聞記者の三宅や、才野原恵(さいのはら・めぐむ)が謎の死を遂げ、こよりが踏んだ呪いにより、るいが瀕死の重傷を負う。
 これらには『ラトゥイリの星』が影響してるのではという考えから、花鶏は本探しをあきらめるように皆に勧められる。
 それでも諦められなかった花鶏は、最後の可能性として以前この本を巡ってパルクールレースを展開した裏社会の住人の尹央輝(ユン・イェンフェイ)につめよるが、却って央輝の反感を招き始末されそうになる。
 そこで花鶏は智に助けを求めるが、それが呪いを破ることになり、『ノロイ』が出現。花鶏と智は『ノロイ』と央輝から逃れるために逃走する。
 しかし、『ノロイ』からは逃れることはできず、花鶏の代わりに智が『ノロイ』にやられ、車椅子生活に。
 花鶏は家の再興や本探しもあきらめることにした。

という感じ。
花鶏は単なるレズキャラかと思ってたけど、執拗に現実を追求するさまはちょっと悪印象だったかな。
でも、このルートでも謎はいまだに解決されない感じ。
尹央輝や才野原恵は序盤だけの役回りで終わるキャラじゃないとは思ってたけど、まさか智たちと同じような問題を抱えている人物だとは思わなかった。
特に恵は女であるとは思わなかった。かなり意外。
男装っぽい格好してるけど、そこら辺が呪いにつながってたりするんだろうか。
あと、結局『ラトゥイリの星』はどこに消えたんだろう。
他のルートで明かされたりするのだろうか。
謎は深まるばかり。
智の学校のクラスメートの冬篠宮和(とおしの・みやわ)もなんか別の役目がありそうな気がするな。
ただ智と学校で会話するだけに用意されたキャラじゃなさそうな気がする。